アンコールワットへふらり(その3:シェムリアップ空港のラウンジは快適だった。)
シェムリアップ3日目。今日は予定は全く立てていなかった。朝起きて、何をしようかとスマホで検索。シェムリアップ観光で、遺跡巡り以外では、トンレサップ湖クルーズが有名らしい。しかし、ツアー以外の個人では、船の手配など難易度が高く、ぼられやすいみたいだ。
ネットで邦人が、個人ツアーでトンレサップ湖クルーズを手配しているブログを見つけたので、ダメもとでメールを送ってみた。「今日行けますか?」、この無計画さと、図々しさは我ながら・・・。
こんなこんな朝早くすぐにメールも帰ってこないので、朝飯でも食べに行くか。とレストランへ向かった。
今日は、豚肉とライスのプレートだ。っと言っても、おいらは、チキンを頼んだのだが、豚肉が来たというわけだ。まぁ、宗教上も好みも、おいらは何も問題ないのでなんてことは無いが。
朝食を食べていると、メールの返信があった。「今日は別の仕事で・・」そりゃそうだだな、今日の今日というのは、いくら何でもな。
ということで、どうすべか。船に乗れなくても、トンレサップ湖に行ってみるか。
自由に行けるのはやはり、昨日遺跡巡りで使った、電動自転車がいいだろう。
またしても、Green e-Bikeへ向かった。昨日と同じようなレクチャー、手続きを行い、10ドル払った。さあ、電動バイクで出発だ。
今回は、昨日の遺跡方向の真逆で、南を目指す。道は空いており、運転しやすい。
おのずとスピードが上がる。風が気持ちい。電動バイクの限界とあってか、最高速度は27km/hどまりだった。このスピードでも爽快だ。
南へ進むにつれて、田舎の風景が広がってくる。見渡す限り広がる湿地帯が視界に広がる。ところどころ動く影がある。目を凝らすと、動物のようだ。水牛だ。
一応舗装された道をスピードを上げて、かっ飛ばしていると、ところどころ道路が陥没している。それも一か所、2か所だけでなく至る所にある。思わず、ハンドルを取られ、転倒しそうになる。危ない、危ない。
さらに進むと、集落が見えてきた。丸太で床をあげて高床となっている構造だ。満潮の時には、高床の部分にまで、水がくるのだろうか。
さらに進むと、トンレサップ湖に到着だ。突き当りまで進むと、漁港のような感じだった。周囲には、魚なのか生臭い匂いが立ち込めていた。もはや現地の生活のまんまだ。
クルーズの船乗り場はここから乗るようだ。フェリーターミナルというより、ただ岸に船を泊めているだけだった。この右側に建物があり、立ち寄ってはいないが、かなり掘っ立て小屋のような感じだった。
しばし湖を眺めて、同じ道のりを市街地へ向けて帰って行った。水牛が何食わぬ顔で道路を歩ていたのが、印象的だった。
今日はバッテリの余裕があったので、スピードを上げて走った。前を走る何台かのトゥクトゥクも追い越し、ひとときのツーリングを楽しんだ。
観光地巡りもいいが、こんな現地の日常を感じる旅もいいもんだ。
さて、今日の晩飯、シェムリアップの最後の晩餐は、クメール料理にしてみた。地球の歩き方で探した、ホテルからも近い、Khmer Tasteだ。
雰囲気のいいお店だ。
料理は、マッシュルーム料理とフライドライスを頼んだ。美味しかったが、頼んだ料理が悪かったのか、クメール料理というものがどんな料理なのか分からなかったのが正直なところだ。
あとガイドブックに載っている有名なお店なのか、まわりには日本人観光客が食事されていて、食事中、ずっと日本語が聞こえてきたので、ローカル好きなおいらにとっては、少し残念な気がした。
翌日、バンコクへ戻るため、シェムリアップとはサヨナラだ。この宿の最後の朝食は、またもやローカルヌードルにした。なんか温かい料理が食べたかったからだ。
外は、残念ながら雨が降っている。空港へ向かうため昨日タクシーを予約しておいた。
チェックアウトを済ませて、タクシーを予約していることを告げると、ちょっとノートを確認して、こっちだよと案内してくれた。
すると案内してくれた車は、乗用車ではなく、トゥクトゥクだった。先ほどのお客さんはセダンだったのに。
トゥクトゥクは、雨の日用として前部にはビニールのカバーが掛けてあった。
まあいいか。今回トゥクトゥクに乗ってなかったし。
屋根と前面カバーはあるが、横から雨が吹き込む中、これも旅の醍醐味だと自分に言い聞かせながら、空港へ向かっていった。ちなみに、ホテルから空港までは、4ドル払えとホテルに言われたが、乗用車とトゥクトゥクと同じ値段というのはどうなんだろう。
雨とトゥクトゥクのためか、空港までは20分ほとかかってしまった。
こじんまりした空港に到着のため、手荷物検査もイミグレもすんなりと通ることができた。
このシェムリアップ空港にも、プライオリティパスのラウンジが今年4月からオープンした。PLAZA PREMIUM LOUNGEだ。
中は、非常に落ち着いた感じで、とても快適だ。
利用者はあまりいなかった。
飲み物などは、セルフではなく、スタッフに頼むと、席まで運んできてくれる。
ビールを頼んだら、一緒にナッツも持ってきてくれた。
ここは、プライオリティパスのラウンジの中でも、その快適さで上位にあげてもいいのではないだろうか。
シェムリアップもいい街だった。次はいつ来るのだろうか。
今日はここでおしまい。
今回のまとめ
次回は、バンコクのおすすめグルメとスクートのアップグレードについてお送りする。