映画「山の郵便配達」を観てきた話
皆さんこんばんは。
今日は旅の話ではなく、映画を観てきた話です。
TOHOシネマズの午前10時の映画祭で、「山の郵便配達」を観てきました。この午前10時の映画祭って、過去の名作映画をいろいろやってるんですよ。料金もお得に。
原題は、「那山、那人、那狗」で、「あの山、あの人、あの犬」って言うんですね。
舞台は、1980年代初頭の中国・湖南省西部の山間地帯。道のりにして120km、2泊3日の山越えの過酷な郵便配達。これまでその仕事に誇りをもって長年やってきた親父が、一人息子にその仕事を譲る。その最後の仕事に、息子と、相棒の犬の「次男坊」と仕事の旅をしながら、仕事の内容を背中で教えていくロードムービー。
くっそ、何だよ。このすごい映画。すごすぎ。じわじわくるやん。
1999年製作の中国映画で、監督は霍建起、彭見明(ポン・ジェンミン)短編小説が原作だそうです。
薄っぺらいおいらが、言うのも何なのですが、心が洗われるというか、実に映画です。中国山岳地帯の美しい景色、父と息子の絶秒な間合い、相棒の「次男坊」、じわじわとその映像に引き込まれます。
感情移入しすぎて、風で郵便物が飛ばされるシーンで、思わず声を出してしまったよ。ああ、恥ずかしい・・
中国は、上海とか都心部しか行ったことが無いから、中国の田舎にも旅をしてみたくなった。中国の旅がしたくなる、そして中国が好きになる映画でした。
お勧めの映画です。
それではまた。