流離のふらり一人旅

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台湾・台東にふらり(バスに乗って三仙台へ。台湾にも琵琶湖があった?)

今回は、1月上旬に行った台湾・台東への旅をお伝えする。最近台湾ばかりの話になってしまっているが。その前には2015年12月末も台湾に行っている。

 

今回はpeachで、関空高雄便が、最終コミコミで21,000円ちょっとだった。予定を事前に1日延長し、変更手数料の3,240円と、座席指定料金が2重にかかっているので、まあ仕方がない。しかも帰りは、3連休の最終日だったので、あまり安くはなかった。

 

高雄美麗島の大園環鶏肉飯で腹ごしらえ

 

高雄に到着して、地下鉄で、まずは美麗島へ。お昼ご飯に大園環鶏肉飯に行ってみた。地下鉄美麗島の1番出口を上がったところすぐにある。鶏肉飯と蛤仔雞湯がお勧めだ。

(ちょっと写真に指が映り込んでいるが・)

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蛤仔雞湯は、ハマグリと鶏肉のスープだ。鶏肉飯とよく合う。やっぱり台湾飯は最高だ。

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腹ごしらえも済んだので、地下鉄で、高雄駅へ行き、台鉄で、台東へ向かった。高雄から、台東へは、自強号で、362NTD、2時間半ほどかかる。

 

台東駅から市街地駅へのアクセスについて

 

台東駅へ到着し、台東駅から、宿がある市街地へは、かなりの距離がある。6km弱くらいあるので、歩きでは無理だ。タクシーか、バスになる。

以前は、市街地まで、盲腸線で鉄道が通ていたのだが、廃止されしまっている。そのため、今の台東駅は、新站と呼ばれ、市街地の旧駅は、轉運站、バスターミナルとなっている。總站とも呼ばれる、台東市街地の中心だ。

 

市街地までのバスは鼎東客運海線(8116線)、山線(8172線)などがあるようだが、数が少なく、便利が悪いようだ。基本海線、山線は観光路線となっている。おいらも、駅前のバス停をしばらくうろうろしてしまった。タクシーや、白タクの運ちゃんが何人も声をかけてくる。時間が無い方は、タクシーのほうがいいだろう。

 

そのほか、ローカルのマイクロバスもあるようだ。(臺東縣觀光旅遊網 より)

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路線図を見ると、黄色い線の台東駅火車駅)から、市街地にある總站(バス停は旅遊服務中心)は、乗換が必要なようだが、駅前ロータリーの右側に止まっていたので、とりあえず乗ってみた。f:id:sasuraiyo:20161225172408p:plain

 

運賃の支払いは、交通ICカード、一卡通(iPass)も使えるから便利だ。運賃は25NTDだった。

乗換が必要と思ったが、乗り換えなしで、なぜか、市街地へ行けるようである。この路線図の見方がよく分からないのだが、台鉄駅から、このピンクの路線は、直通しているようである。

バスで30分ほどで、市街地の台東總站(轉運站・旅遊服務中心)に到着する。

この總站には、旧台東駅を利用し、鉄道芸術村として公園となっている。古い車両が展示されていたり、夜にはランタンが飾られていたりと、のんびり散歩するにはうってつけのところだ。

 

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台東の宿は、ここから徒歩5分くらいの、三博大飯店 (Melody Hotel)  を予約していた。ちなみに、台湾の野球チームの集団が泊まっていたようで、廊下に野球の荷物が放置されていたり、ビールケースが積みあがっていたりしていた。台湾のプロチームのようだったが、よく知らない。

 

台東観光夜市で晩御飯

 

晩飯には、夜市へ行った。台東観光夜市だ。ここは、カルフールに近く、正気路と博愛路と中山路のあたりで、總站からも10分以内で行ける。

ここは、木、金、土曜日のみの開催で、2010年7月にオープンした、比較的新しい夜市だ。規模はそれほど大きくない。内容も一般的な夜市ではないだろうか。食べ物の屋台もそれほど物珍しい屋台は無いようだ。

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おいらは、無難に、派大星牛排という屋台で、厚片牛排をいただいた。この店では、普普通の牛排とこの厚片牛排とあり、前者の薄切りの普通の牛排は、120NTD、後者の厚切りの厚片牛排は、160NTDだった。

スパイシーなソースで、お肉も柔らかく美味しかった。だが、もっと台湾っぽい食事もよかったのだが。

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翌朝、朝市を訪れた。活気がある市場だ。大きな塊のお肉や、新鮮そうな魚が並んでいる。それを求める現地の方でごった返している。やはりローカルの市場はいつ行ってもテンションが上がる。そんなお店の中で、総菜を扱っている店もある。おいらは、鴨?アヒル?肉の蒸し煮スライスみたいなものを購入し、總站の公園でいただいた。途中のコンビニで思わずビールを購入し、ビールのあてにした。のどかな公園での朝のビールもおつなものだ。もちろんこの鴨肉もうまかった。 

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バスで三仙台へ観光に

 

今日は、バスにのって、三仙台に行くことにした。三仙台は、台東の北にある成功鎮にある景勝地だ。

バス路線は、台湾好行の東部海岸線となる。鼎東客運にて、總站から発車する。いわゆる海線だ。時刻表は以下となる。(今年の8月より新しい時刻表となっているようなので、以下は新しい時刻表を掲載している)

運賃は、總站から、三仙台までは、片道192NTDだが、一日周遊券で、299NTDというものもある(2日券で399NTD)。1日券も、バス乗車時に、バスの運転手から購入する。(バスの案内所でチケットを購入しようとしたら、直接買えと言われてしまった。)

なお、三仙台行きの海線は、マイクロバスとなっている。(ちょっとしょぼい。)

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三仙台遊憩區までは、1時間45分の道のりだ。台湾の東海岸の美しい海を右手に眺めながら、北上する。

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三仙台遊憩區に到着すると美しく広がる海が目の前だ。台湾の東海岸の海は、力強く荒々しい。押しよせる波が岩にああり、しぶきをあげる。日本海に似ているが、海の色の青は、それより水色で美しい。

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三仙台には、いくつもの奇石が分布し、巨大な3つの岩石の島が、アーチの橋でつながれている。元々は陸続きだったということだ。伝説によれば、呂洞賓、李鐵拐、何仙姑という3仙人がここに訪れたということで、三仙台と呼ばれることになったそうだ。 

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この橋を渡って向こうへ行くことにする。結構距離があるようだ。また、風が強い。帽子などを飛ばされないようにしよう。 

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海水の侵蝕によって切り離され対岸の都巒山集塊岩の島では、のんびりと有名なポイント(仙劍峽、合歡洞、海蝕溝、甌穴、海蝕柱、海蝕凹壁など)の海蝕景観や奇景を散策できる。

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橋を渡るだけでも結構時間がかかり、ゆっくり見学するには2時間ほどかかるので、帰りのバスの時間には十分注意しよう。

冬の台湾の東海岸の海は何とも言えない風情だ。ここは本当にお勧めの観光地なのでぜひ行ってほしい。心が洗われる。

 

北平半畝園で、刀削麺

 

この日の晩飯は、北平半畝園で、刀削麺をいただいた。ここは、總站から15分ほどのところにある。

本当は、台東でもう一つの有名で、東台湾最大の夜市、「四維夜市」にも行ってみたかったのだが、日曜のみの開催なのだ。残念ながら、台東での滞在は、金曜と土曜の夜だったので、四維夜市には行くことはできなかった。

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おいらは刀削牛肉麺をいただいた。濃い目の牛肉スープに、腰のある刀削麺がよく合う。この刀削麺は、歯ごたえがあり、つるつる食べるというより、さぬきうどんよりもっと腰のある麺で、歯ごたえ、のど越しを味わう。美味かった。

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東森林公園で森林の中を爽やかサイクリング

 

翌日は、一旦高雄に戻る予定だ。時間があるので台東森林公園に寄ってみることにした。

 

總站から、バスに乗って森林公園に向かった。この森林公園は、黒森林と呼ばれ、緑豊かな中に、湖が点在し、広大で美しい公園だ。

レンタサイクルもあるので、自転車で公園内を散策できる。レンタルするには、パスポートを預ける必要がある。係員のおばちゃんも親切な人だった。事務所で荷物も預かってもらえた。

 

公園内には湖が3つあり、シラサギが生息する「鷺鷥湖」、一番大きな人口湖である、「活水湖」、この活水湖ではボートにも乗れるようだ。そして3つ目の湖は、「琵琶湖」だ。こちらは天然湖で、日本の琵琶湖に感動して、つけられた名前らしい。

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湖はこんな感じだ。何人かの人が写真を撮っていた。ジョギング中で、休憩を取っている人も多かった。

 

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緑豊かな公園内を自転車でのサイクリング、いい汗をかいた。とってもすがすがしい。この公園は、お勧めの場所だ。時間があったら是非行ってみてほしい。

公園入口にバス停があるので、台東駅までは、バスで行けるのだが、なかなかバスが来なかったので、通りすがりのタクシーを捕まえて、駅まで向かった。

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台東からは、高雄まで、行きと同じく、台鉄の自強号で戻った。

高雄ではの宿は、富驛商旅高雄中華路館 (FX Inn Kaohsiung Zhonghua Road Branch) を取っていた。地下鉄市議会駅から近く、便利だ。また、地下鉄中央公園駅からも徒歩圏内だ。こぎれいでスタイリッシュなホテルで、何度か泊まっており、高雄での定宿となりつつある。

 

高雄のお昼ご飯は、香味海產粥・脆皮臭豆腐

 

高雄での遅い昼食は、香味海產粥・脆皮臭豆腐に行ってみた。ここは、海產粥と臭豆腐が有名で、人気店で、いつも混んでいる。場所は、地下鉄文化中心駅から5分ほどだ。

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定番の海產粥をいただいた。あっさりとして美味い。あと、エビなどのシーフードなど、他の夜市などのものより、ゴロゴロとたっぷり入っている。

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臭豆腐も有名なのだが、おいらは、ちょっとあの匂いが苦手なので、頼まなかった。ただ、台北の夜市の屋台のものより、それほど匂いは強くなかったように思う。

あと、炸海鮮派という揚げ物を頼んだ。これがまた旨い。ぷりぷりのエビのすり身が入っている。ビールに合いそうだ。

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ローカルな鳳山青年夜市へ行ってみた。

 

この日の晩飯は、鳳山青年夜市に行った。高雄もいろんな夜市があるが、六合夜市や、瑞豊夜市には行き飽きたので、行ったことがない、ローカルな夜市に行ってみることにした。

地下鉄大東駅から歩いて約15分位、博愛路の川沿いにある。駅前には、大東文化藝術中心という建物もあり、そのモダンな建物の周りを散策するのも楽しい。

15分ほどの距離で、少し距離はあるが、川沿いの大東公園をのんびり散歩しながらなので、苦にならないだろう。

超ローカルな夜市なので、観光客などはあまりおらず、地元の人たちでにぎわっている。

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食事、衣類、ゲームの屋台が川沿いに立ち並んでいる。何を食べたのか、忘れてしまったが。f:id:sasuraiyo:20161225112726j:plain

 

こうして、高雄の夜を過ごし、翌日、Peachで、高雄空港から関空まで帰って行った。

 

これで、台湾・台東への旅はおしまい。

 

今回のまとめ

 

  • 三仙台は台東でのお勧め観光スポット、バスで、美しい海・奇岩を見に行こう。
  • 東森林公園もお勧め。緑の中でのサイクリングは爽やかだ。台湾の琵琶湖で一息つこう。
  •  高雄のメジャーな夜市に飽きたら、鳳山青年夜市などローカル夜市にも行ってみよう。

 

次回は、2016年の海外ふらり旅の振り返りリストをお伝えする。 お楽しみに。