シンガポールへふらり(その1:SIMカードが使えなくてSingtelの本社まで行った話)
今回は、4月末からゴールデンウィークにシンガポールに行った話だ。シンガポールのLCC、スクートを利用した。関西空港ーシンガポールで、往復コミコミ34,000円弱だった。激安とは言わないが、ゴールデンウィーク時期では安いほうではないだろうか。今年1月に予約しておいたのだ。
行きは、関西空港を16時20分に出発し、台湾・高雄空港を経由して、シンガポールに翌日0時5分に到着する。
Bid 4 Bizオプションで、スクートビズクラスにアップグレードが出来た。入札額は9,000円だった。
スクートのBid 4 Bizオプションでのアップグレードについては、以下の記事を参照いただきたい。
sasuraihitoritabi.hatenablog.com
スクートのB787のスクートビズクラスは快適だ。シンガポールへは、高雄空港を経由し、2回搭乗することになるので、機内食も2回提供される。機内食のレベルは、レガシーキャリアのエコノミーよりしょぼいが、機内食が提供されるだけありがたい。
また、スクートは、さすがシンガポールのLCCだけあって、機内で、シンガポールのSingtelのSIMカードが購入できて、空港や、市中で購入する手間が省けてありがたい。
さらに、SingtelのHi Tourist SIMは、30ドルと15ドルのものがあるが、15ドルのものは、空港ではなかなか購入できないということなので、15ドルのものがすぐに購入できてありがたい。
しかし、この選択が、苦労の始まりだったのだ。
シンガポール・チャンギ国際空港には0時過ぎに到着なので、バスなどの貧乏アクセスは使えない。宿までは負けた感じがするがタクシーにした。
なお、現地通貨への両替は、空港で少しだけの両替えを行った。空港ではあまりレートが良くないからだ。
宿は、ゲイラン地区のフレグランス ホテル パール (Fragrance Hotel - Pearl)を予約していた。
ホテルは、場所が場所だけに、都心より比較的安く、ホテル自体もきれいで快適だった。まあ、場所が場所だけに、女性だけや、家族連れにはあまりお勧めしないが。
タクシーで、スマホにSIMカードを刺し、データ通信を試してみようとしたが、つながらない。Singtelの表示とアンテナは立っているが、4Gの表示が出ない。何度も試してみたがダメなので、何か嫌な感じがしてきていた。
ホテルに到着したのが、2時くらいだったので、早めに就寝するようにした。近所の24時間開いているスーパーにビールを買いに行ってみたが、シンガポールは0時以降は、アルコール販売禁止になってしまうので、売ってくれなかった。
翌朝、遅めに起床して、活動を開始した。やはりデータ通信は、ダメだ。まぁ、一晩寝たからつながるとは思えないが。
宿から駅へは10分ほどだ。Aljuniedが最寄りとなる。MRT駅に乗り、City Hallへ向かった。
朝飯もまだなので、腹が減った。食事をしようと思うが、シンガポールは物価が高い。都心のきれいな飲食店では、負けた感じ(何が負け、勝ちなのか分からないが)がすると思って、地下街を歩いていると、現地人ご用達のような庶民派、フードコートがあったので、そこで腹ごしらえをした。
中華系のお店で、ホッケンミーみたいなものをいただいた。
腹ごしらえは済んだのだが、SIMが使えないと、どうしようも出来ない。City Hall駅のショッピングモールにある、Singtelショップに行ってみることにした。
まだ9時半だ。携帯ショップなので10時オープンかと思って待っていたが、なかなかオープンしない。11時にようやくオープンした。
オープンと同時に、カウンターへ。片言の英語で、昨日スクートの機内でこのSIMを購入し、使えないことを告げ、スマホを渡すと、設定をいじってみたり、設定情報を確認してもらってみたが、やはり使えない。
カウンターの端末で電話番号で情報を確認してもらうと、店員のお兄ちゃんが、パスポートナンバー登録してる?と聞いてきた。
そういえば、スクートの機内で、SIMカードを購入した時に、CAさんにパスポートなんか渡していないぞ。
店員さんが、電話で、代理店サポートみたいなところに確認すると、何かここでは対応できないから、Singtelの本社へ行けと言っているようだ。
ここ(City Hall)から、2駅先の、SomersetにあるComCentreに行けという。
まぁ、SIMカードは1500円くらいなんだから、ここで新しいものを買えば、手っ取り早いが、これでは負けの感じがするので、最後まで解決してやろうと思ったのだ。
また、地下鉄へ乗り、Somersetに到着した。地下鉄駅を出て地上にでると、Singtelの本社ビルがある。
ここだ。
本社ビルへ向かったが、本日は休日で、玄関は閉まっている。どうしよう。そう思った矢先、この本社の横に、ショップがあるようだ。そこへ行ってみた。
そのショップは、本社併設であり、大きなショップだった。円形の室内の広くゆったりとした店内だ。ここがComCentreなんか。
入り口で、店員さんに、斯斯然然、昨日機内でSIMを買ったが使えない、ショップに行ったらここで行けと言われた、と説明すると、それなら、あっちに行けと指さされた。
指示どおりに、そちらのほうに行って、また、斯斯然然と説明すると、ここは法人窓口だから、あっちだと言われて・・その繰り返し。
途方にくれて、ソファーに座って、困った顔をしていると、店員が声をかけてきてくれた。「どうしたんだい。何か手伝おうか?」
また、同じように斯斯然然と説明すると、ああ、それなら、あそこのレジに行って説明するといいよと、指をさしてくれた。
指定されたレジに並び、レジの店員さんに、また呪文のように、斯斯然然と説明すると、パスポート番号は登録したかと聞いてきたので、登録していないと答えると、それなら、パスポートを見せてくれと、言われたので、パスポートを渡して、しばらく待った。店員さんは、端末をカチャカチャとかたき、これでどうた、と聞いてきた。
スマホの電源を入り切りしてみると、アンテナピクトのところに4Gの文字が。
ありがとうとお礼をいって、ショップを後にした。
しかし、時間の効率化のために、機内でSIMカードを購入したが、その対応で半日以上時間を無駄にしてしまったのだ。
まぁ、英会話の勉強といい経験になったのかもしれないが。
今日はここでおしまい。
今回のまとめ
- スクート機内でもSingtelのSIMカードが購入できるが、パスポートNo.の登録が必須なので、注意しよう。
- SingtelのSIMカードが使えなかったら、Somersetにある本社横にあるComCentreで相談してみよう。
次回は、シンガポールから陸路で、マレーシア・ジョホールバル、海路で、インドネシア・バタム島へ国境越えした話をお伝えする。お楽しみに