上海へふらり(春秋航空999円の旅でも人民広場から無料で浦東空港へ。しかもキャンセル時の空港利用税は全額返還出来た話)
今回は、6月中旬に上海に行った話だ。セールで、往復とも春秋航空で片道運賃999円を利用した。
春秋航空なら、関空ー上海が、往復コミコミで12,000円で行けてしまう
空港利用税込で、行き(関空ー上海)は、4,039円、帰り(上海ー関空)は、8,299円だった。往復コミコミで12,000円ちょっとだ。十分お得な金額だと思う。
ただし、上海の空港利用税が7,000円以上するので、なんとなくその安さが半減してしまう。(中国はどこでも、春秋航空で確認したら、同じ7,000円程度だった。)
春秋航空のセールの内容などについては、以下記事も参照願いたい。
sasuraihitoritabi.hatenablog.com
春秋航空の機体は、A320で、座席間も余裕があり快適だ。上海まで2時間半程度なので、エコノミーでも十分問題ない。春秋航空は、浦東空港の第2ターミナルへ到着する。
空港に到着したら、現地通貨の到着はATMでクレジットカードのキャッシングを利用した。空港では、両替手数料が60元ほど取られてしまうからだ。
また、SIMカードは、あらかじめAmazonで、以下のSIMを入手しておいた。
【中国聯通香港】「 中国 本土31省と 香港 7日間 1GB 上網 Data通信 専用 プリペイド / SIMカード 」
なお、現在は、同じ内容で、2GBまで容量が増えているようだ。
また、 両替とSIMカードの情報なども、以下記事も参考にしてもらいたい。
sasuraihitoritabi.hatenablog.com
空港へ着いてから市街地への移動は、リニアモーターカーを利用した。リニアモーターカーは、浦東国際空港駅から上海市郊外の竜陽路駅まで、約30kmを8分程度で結ぶ。
営業最高速度は430km/hとのことだが、運行時刻により430km/hもしくは300km/hで運行されているようで、おいらが乗った時は、残念ながら最高時速301km/hしが出なかった。
リニアモーターカーの終点は、竜陽路駅なので、この駅で地下鉄に乗り換える。
おいらは、人民広場に近い宿、シャンハイ チュンシェンジャン ホテル (Shanghai Chunshengjiang Hotel)を取っていたので、地下鉄2号線に乗り換えて向かった。
この宿は、安いなりの宿だが、南京東路の繁華街からすぐのロケーションなので便利だ。
上海の格安グルメ紹介
ここで、今回行った飯屋を紹介しよう。
まずは、「泰康湯包館」だ。ここは南京東路沿いの食料品専門店「泰康食品」の2階にある。宿からも近かった。
ここでの名物は、カニみそのスープが入った大きな小籠包「湯包」だ。皮を破って、その中のカニの旨みが凝縮されたスープを味わおう。一つ15元だ。
蒸し餃子も合わせて頼んでみた。
お店は広々としていて、カジュアルな感じなので入りやすい。
続いて、創業130年余りの老舗のお店、「徳興館」だ。おいらは朝飯の時に行ってみた。南京東路駅から徒歩10分ほどのところにある。
二鮮大麺を頼んでみた。燻製風に味付けした白身魚とエビをのせた醤油味の麺で、19元だった。まぁ、安定の味だね。
次は、「小紹興」だ。紹興酒で有名な上海北部の街・紹興の紹興料理の専門店だ。ここは、いつ行っても混んでいる。場所は地下鉄8号線の大世界駅から4分ほどのところにある。
まずは、カウンターで料理を頼み、お金を支払ってレシートをもらうシステムとなっている。そして入り口手前側の窓口でレシートを渡し、料理を受け取り、セルフでテーブルまで運んで食べる。
しかし、超混んでいるので、座席はいつも満席で、席取り合戦で大変だ。おいらは、一人だったので、すごい剣幕の上海のおばちゃんに、一席だけ空いていたテーブルの片隅を譲ってくれた。怖そうだったけど、優しいおばちゃんだった。
名物は、茹で鶏の白斬鶏だ。柔らかく旨みが詰まっている。ネギしょうが醤油でいただこう。テーブルで食べる場合は、42元だ。テイクアウトは39元で、3元安い。
おいらは食券カウンダ―で、中で食べると頼んだつもりだったが、テイクアウトの注文となっていたようだ。料理の受け取り窓口で、中国語で文句を言われて、戸惑っていたら、並んでいる人に、カウンターであと3元払って来たらいいよ。と教えてくれた。上海の人も優しい人も多いんだな。
次は、生煎のお店、「大壺春」だ。生煎とはいわゆる焼小籠包のことである。
ここは、庶民派食堂で、この鮮肉生煎は、4個6元でお手ごろだ。おいらとしては、呉江路の小楊生煎がジューシーのような気がした。
上海の定番観光地ご紹介
あまりここで説明してくてもいいだろうが、とりあえず、今回訪れた観光地をいくつか紹介しよう。
まずは、上海観光のNo.1スポット「外灘」だ。ここは、黄浦江西岸沿いに租界時代の歴史的建造物が立ち並ぶ上海の象徴的な場所である。
夜は、黄浦江を挟んで、浦東の近未来的な超高層ビル群を望む夜景が素晴らしい。
パノラマ写真を撮ってみた。
次に、中国庭園の豫園だ。湖心亭、九獅軒、大池の金魚、龍壁の末端、龍壁の龍、奇岩、玉華堂など見所いっぱいだ。(おいらはあんま真剣に見てないけど)
豫園の周辺には、観光地と有名な豫園商城と呼ばれる中華的な高層建築物が並ぶマーケットがある。お土産物店や飲食店が軒を連ね、ショッピングやグルメが楽しめる。
ひよこ?雛鳥?の丸揚げも並んでいた。食べるのにちょっと勇気が必要な感じだ。
また、ここには小籠包の本家と言われる「南翔饅頭店」などがある。この南翔饅頭店はいつ行っても並んでいるので、もしゆっくり食べるのなら、呉江路の支店のほうがいいかもしれない。
南翔饅頭店の呉江路支店の内容についても、以下の記事も参考にしていただければと思う。
sasuraihitoritabi.hatenablog.com
最後に、上海と言ったら上海雑技団だろう。地下鉄の駅の名前にもなっている上海馬戯城(シャンハイマーシーチョン)へ行ってみた。
公演していた「ERA-時空之旅」は、照明、音響、映像も最先端で、幻想的でパワフルな演技で、素晴らしかった。
中央前列で見たほうがよりいいのだが、それほど大きな劇場ではないので、後ろのほうでも十分に楽しめる。一番安い120元でも十分だったが、安いほうから売りきれるようで、次に安い220元とした。一番高い席は600元だが、楽しめる度としては、その金額差は必要なく、安い席で十分だと思う。
フライト変更(キャンセル)での返金処理と、無料空港リムジンの乗り方(終了)
帰りも春秋空港を利用したのだが、出発前に日程変更することになった。春秋航空もLCCなので、原則フライト変更などはできない(運賃タイプによる)。別途新たに新規で予約をして、前の便はキャンセル必要がある。
新たな予約はネットで行ったが、キャンセルは電話で行った。電話は、ナビダイヤル0570でお金がかかってしまう。(せっかくのドコモのカケホーダイなのに)
日程変更のため、キャンセルをお願いし、事務手数料を差し引いた返金額を確認してみた。同じLCCの香港エクスプレスなどは、空港利用税は返金されるが、事務手数料がかかり、ほとんど帰ってこない。
春秋航空は、なんと返金手数料は無料だそうだ。運賃は返金されないが、空港利用税はそのまま帰ってくるのだ。上海空港の空港利用税は7,000円強と高いのでありがたい。運賃は、999円なので、999円を捨てれば、予約変更可能になったのだ。幸運にも、日程変更したフライトも999円の座席が残っていた。
LCCにしては、なんていい対応なんだ。
あと、春秋空港では、浦東空港へ無料のリムジンバスが出ている。いた。(おいらが行った6月はあったが、残念ながら2016年10月29日までとのことで、現在は終了しているようだ。)
ちなみに、人民広場のバス乗り場は、上海博物館横のバス乗り場で、145番からだ。
予約は、ネットで航空券の予約した場合に、予約確認の画面で、バスの予約が可能(バス予約のボダンが表示される)であった。
バスの予約を行うと携帯電話にショートメッセージで、予約完了通知が来て、バス乗車時にその画面を見せるようになっていた。ただ、おいらは、予約時に携帯電話の番号を入れていなかったので、予約完了メッセージは受け取れなかった。
バスに乗れるかどうか心配だったが、結局バス乗車時はその画面を見せることは無かったので、満席時以外、予約していなくても乗れそうな気がする。(人数も確認していなかったし)
来年、無料リムジンバスが復活すればいいのだが。
最後に、上海浦東空港の春秋航空のチェックインカウンターは、すべての便での共通のカウンターとなっており、いつも激混み、気が遠くなるほど長蛇の列になる。早いうちに空港についておいたほうがいい。並んでいるだけで時間切れとなり、乗れないことがあるので要注意だ。(チェックインカウンターで混み、イミグレで混み、手荷物検査で混む)
おいらは、無料リムジンバスで2時間前に到着したが、結局搭乗の時には、ほとんどギリギリで、ラウンジなんて行けなかったくらいだから。
上海への旅はこれでおしまい。
今回のまとめ
春秋航空はキャンセル時、運賃は帰ってこないが、空港利用税は全額返還される。(クレジットカードの場合。コンビニ払いなどの場合で、銀行口座への返金は払い込み手数料は別途必要)
人民広場からの浦東空港への無料リムジンは便利だったが、今年10月29日までだった。
上海浦東空港の春秋空港のチェックインカウンターは、激混みだ。余裕をもって空港に到着しておこう。
次回は、台湾最南端のビーチリゾート墾丁の話をお送りする。お楽しみに。