流離のふらり一人旅

ゆる~く旅行記や、お得なことをつらつらと・・・

台湾・阿里山森林鉄路へふらり(その1:peachで高雄へ)

今回も台湾のお話だ。10月中旬、peach高雄に飛んだ。(ブログを書いて再認識したのだが、なんと10月は2回、台湾に行っていた。)

f:id:sasuraiyo:20161127134816j:plain

 

peachは、関空第二ターミナルから出発する。第二ターミナルは、LCCターミナルで、現状peach専用となっている。関空は、開港当初、大阪中心部から遠くその利便性ゆえに利用率の懸念があったが、昨今の海外利用者、特にアジアの乗客の増加の爆発的な増加により、ようやくアジアのはハブ空港となりつつある。来年初旬にはLCC専用の第3ターミナルがオープンし、更なる発展が見込まれる。楽しみだ。

第二ターミナルのいいところは、なんといっても現状peach利用だけであり、人が少なく、自動チェックインから、手荷物検査、出国手続きまで、すぐに完了する。本来国際線は、出発の2時間前には、空港に到着しておかなければならないと思うが、関空T2に至っては、ぎりぎりの時間感でも間に合いそうな感じがある。(あくまでも自己責任で)

手荷物検査の3D全身スキャナの導入も関空においては、現状T2のみであると思う。そうういえば、今回の手荷物検査の3Dスキャナで、おいらの頭に、何らかの反応があった。何か頭に埋め込まれているのか?、それともおいらの頭が悪いことに反応したのか?係員が不思議がって、笑っていた。それはともかく。

一方デメリットといえば、アクセスが、T1に隣接するエアロプラザからのバス(無料)となってしまうことと、なんといってもラウンジが無いということだ。

と、いうことでいつものことながら、搭乗まで、保安区画内のSKYTERIAで待機する。

空港内なので、若干料金は高い。生ビール大で1000円以上する。そんな時に活用するのがKIXカードだ。このKIXカードで10%引きとなる。このほか、このKIXカードは、関空利用者にはお得なことがいっぱいだ。KIXカードの内容については別途記事にしたい。

f:id:sasuraiyo:20161127141638j:plain

 

なお、今回のPeach関空高雄便は、4月にセールで、空港税等もろもろ込みで1万4千円弱で予約したものだ。結構安いのではないだろうか。このようなLCCのお得情報も、いろいろ紹介していきたいと思う。

 

関空から高雄までは約3時間だ。機内食も不要で、LCCで十分だ。peachは、LCCといえども日本の航空会社なので、言葉の面など安心な部分もある。といっても、如何せん、LCCなのでレガシーキャリアの常識で考えていると、そのギャップに驚くこともあるかと思うので、ご注意を。

 

機内については、狭いながらも、革張りのシートで快適だ。高雄程度なら、LCCの苦痛もなく目的地にあっさりと到着するだろう。

 

高雄空港のメリットは、日本からの直行便があることもあるが、規模が小さいこともああり、入境手続きなども、台北桃園と違って、スピーディーだ。

SIMの購入個所は、荷物受け取りの出口をでて、正面すこし左側に、中華電信、左端に、台灣大哥大のカウンターがある。ここでSIMを購入できる。いずれも3日で300NTDほどだ。両替は、台灣大哥大の奥の出口付近にある。ちなみにパスポートの提示は必要ない。

また、空港にMRT(地下鉄)が乗り入れており、高雄駅へ、その他高雄の主要なところへのアクセスがいい。

地下鉄へは、両替の横を出て、エレベーターで地下へおりる。

高雄の地下鉄(高雄捷運)を利用するほか、バス、コンビニで便利な電子マネーICカードが、一卡通(iPass)だ、MRTの駅のサービスカウンダ―で購入できるが、カード台100NTDが必要だ。

f:id:sasuraiyo:20161127144217j:plain

地下鉄で、高雄駅へ向かうことにする。時間にして約18分、35NTDだ。なお、台湾の地下鉄では飲食禁止であり、罰金となるので要注意だ。

 

高雄駅へ到着した。今回は、台鉄で、嘉義に向かうことにする。ちなみに嘉義は、戦後、初の日本以外の学校として、甲子園で決勝まで駒を進めた(準優勝)嘉義農林学校(現在の国立嘉義大学)がある。なおこの嘉義農林学校の物語は、「KANO 1931海の向こうの甲子園」として、永瀬正敏主演で、2014年に台湾で映画化されている。いい映画なのでぜひ観てほしい。

 

高雄から嘉義までは、自強号で、1時間20分弱、245NTDだ。自強号は日本で言うと特急列車にあたる。

車内はこんな感じだ。台湾交通環境局の観光キャラクターみたいだが、どこかのキャラクターに似ているようだ。

f:id:sasuraiyo:20161127151104j:plain

台湾ののどかな車窓を眺めながら、のんびり列車の旅だ。なぜだろう、日本で電車だと1時間以上となるとイライラすることがあるが、台湾では、心に余裕があり、あまり時間は気にならない。そうこうしているうちに嘉義駅に到着した。

f:id:sasuraiyo:20161127151810j:plain

 

嘉義は、1年ぶりだな。ちょっと懐かしい感じもする。さて、今夜の宿に向かうか。

今夜の宿は、ホテルズドットコムで予約したXin Yi Hotel(天閣酒店)らしい。らしいというのは、口コミで漢字名が違っているらしいのだ。GoogleMapsでXin Yi Hotelと入れても出てこない。困った。予約サイトの大まかな地図で探してうろつく。

安ホテルが並ぶ通りをうろうろしていると、荷物を背負っているからか、きょろきょろしているからか、店の先で、今日は空きがあるよ。と手招きする。こう見えても予約しているんだよ。とつぶやきながら、脚を進める。

ホテル名が間違っているとあっては、もはや唯一の手掛かりは、サイトに出ているホテルの写真のみである。おそらくこの辺だと思って通りをまがると、何となく似たような入り口が。あった。ここだ。ようやくたどりついた。

f:id:sasuraiyo:20161127153118j:plain

漢字名も英語名も違ってるし。こりゃ分かりませんわ。何とかしてください。ホテルズドットコムさん。

お宿は、こぎれいな感じで良さそうだ。

チェックインを済ませ、お部屋でしばし休憩だ。ちなみに、部屋の中や、廊下などにハローキティちゃんの壁紙などが飾ってあったが、キャラクター利用料とかちゃんとやっているのかと、どうでもいいことを考えてしまった。

 

夕方暗くなったので、晩飯にくりだそう。台湾と言ったらもちろん夜市。有名な文化路夜市は前回行ったことがあるので、嘉樂福夜市に行ってみることに。

嘉樂福夜市は、宿からはちょっと遠い。歩きで20分弱くらいなのか。日本では撤退したフランスのスーパー、家樂福(カルフール)の横にある。

f:id:sasuraiyo:20161127155602j:plain

さてさて、何をいただきましょうかね。夜市内をうろうろする。

火鍋にするか、牛排(ステーキ)にするか。台湾もステーキが大好きな民族なんですよね。なんか、人が多そうな店があるぞ。

f:id:sasuraiyo:20161127160057j:plain

ん!、ステーキと火鍋とセットで150NTD?無限・飲?

f:id:sasuraiyo:20161127160249j:plain

混雑した店内で食べているお客さんのテーブルを見てみる。なんか、

肉と鍋のセットでボリュームありそうやな。美味そうだ。

お店のおばちゃんに開いたテーブルに、ここに座るで、とジェスチャーをして、席に着く。おばちゃんは、あいよ、といった感じで、若いお兄ちゃんに指示をだす。

兄ちゃんは、小走りで注文を取りに来た。牛、豚、チキンがあるようだ。ちなみに台湾では猪は豚肉のことだ。そうだな。おいらは、「ビーフ」と兄ちゃんに告げた。ちょっと「ん」とした表情をして、外国人だと認識したのか、壁の「牛」の文字を指さす。そうだ。分かってくれたようだ。するとコンロをガスのホースにつなぎ準備してくれた。

まもなく、火鍋を持ってきてくれた。鍋は1種類だけのようだ。

この店は、ごはんとソフトドリンクは取り放題のようだ。プラスチックの小さな容器でごはんとつけダレを取り。検尿(失礼)コップのような本当に小さなコップにコーラを注ぎ、セルフで運んできた。ステーキは、お客が多いためか、少し時間がかかった。

 

f:id:sasuraiyo:20161127161640j:plain

うまそうじゃないですか。まずは肉を口に運んでみる。はふっ。肉も柔らくてうまい。ちなみに今回は牛だったのですこしボリュームは控えめだったが、隣で食べていたお兄ちゃんを見ると、チキンは半身でかなりボリュームがあった。

鍋もシンプルで美味い。これで、500円もいっていないとは、お得である。たぶん、これまで多くの夜市に行ってきたが、最強のメニューであると断言できる。

 

美味かった。満腹満腹。満足したので、夜市は全部回っていないが、宿に帰ることにした。

帰りは、いい雰囲気の通りを通って、帰路についた。

f:id:sasuraiyo:20161127162311j:plain

嘉義は映画とか芸術の街だったな。

f:id:sasuraiyo:20161127162710j:plain

嘉義もいい感じで大好きだ。

 

今日はこれでおしまい。

 

今回のまとめ

 

  • 高雄空港はコンパクトで便利な空港だよ。
  • 高雄では、ICカード一卡通(iPass)があると便利だよ。
  • 嘉義嘉樂福夜市の火鍋とステーキのセットは超絶お得だよ。

 

 

次回は、阿里山森林鉄路で奮起湖に向かいます。お楽しみに。