台湾(羅東・宜蘭)へふらり(その4:帰りはJALビジネスで)
今日は、12:45発のJAL便で帰国の予定だ。おいらはいつも時間に余裕をもって行動する。今日は、5時半に起床だ。
宿は安宿なので、窓はない。雨はやんでいるだろうか。雨がやんでいたら、バスで空港まで行こう。雨が降っていたら、雨の中、バスターミナルまで歩くのはつらいので、鉄道で帰ることにするか。
そそくさと荷物をまとめて、ロビーへ下りる。まだ6時過ぎ、カウンターには人はいない。「えくすきゅーずみー」つたない英語で呼んでみる。しかし、反応はない。
しばらく待っても、誰も来ないようだ。しかたがない、支払いは予約サイトで済んでいるので、鍵をおいて、帰ろうか。メモにチェックアウトするよ。と書こうとしたら、初めて見るおじさんが横にいた。ちょっとびっくりしながらも、チェックアウトをお願いした。おじさんは、あいよ、といったような表情で、カウンター内の部屋ごとに区切られた棚から、何か取り出した。クーポンみたいだ。「マクドナルド」のクーポンだ。予約サイトでは、朝食込とあったが、このことだったのだろう。一応ダブルの部屋だったため、そのクーポンは2枚あった。近くにマクドナルドはあるのだろうか?昨日ホテルの周りをコンビニを探した際、歩いたけど、なかったようだが・・。まあいい、この時間ではマクドナルドも開いていないだろう。「謝謝」といって、宿を出る。
念のため、昨日、列車の出発時刻を調べておいた。7時6分の太魯閣で台北へ向かうことにしよう。
駅に向かう途中コンビニに寄り、駅弁を買った。台湾で弁当といえば、「新國民便當」だ。ちょっと贅沢に、豚とチキンの2種が入ったものにした。
駅に到着し、切符を買う、宜蘭から台北まで、218NTD、時間にして1時間15分ほどた。
ホームで待っていると、列車が入ってきた。
太魯閣は、TEMU1000形振り子式電車で、日立製作所製だ。JR九州の885系(白いかもめ・ソニック)と基本同じ車両だ。かっこいい。そんなことどうでもいいか。
列車に乗り込み、席に着く。弁当を食べながら、台北に着くまで、のんびり列車に揺られる。
そうしているうちに、台北駅に到着。国光客運で桃園空港行は、國光客運台北西站A棟から出ている。地下出口から、台北地下街Z區を通り向かう。少し距離がある。
西站A棟へ向かう階段で地上に出てみる。おや、何かいつもと雰囲気が違う。建物の外に旅行者がうろうろしている。彼らを案内しようとしている同じ制服を着た人も何人かいる。
旅行者が見ている看板に近寄って確認してみる。
ん、なんか乗り場が変わってるのか? えっ10月30日の6時から?
今日からやん。しらんかった。
看板を見ていると、案内の人が、こんな案内カードもくれ、変更になった場所を指さして教えてくれた。
鉄道駅のところやん。わざわざ歩いてきたのに、元の台北駅のほうにすごすごと戻っていくのであった。
変更になった乗り場は、台北駅の東三門である。空港からのバスが台北駅に最終止まる場所側なので分かりやすいと思う。
チケットブースはこのようなプレハブになっていた。
チケットを買って、バスに乗る。国光客運の空港行は、いつも混雑している。二人掛けに空席無く詰め込まれてしまう。
バスは1時間ほどで、桃園空港に到着。いつもは第1ターミナルだが、今回は、JAL便のため、T1はそのまま過ごして、第2ターミナルまで乗っていく。
第2ターミナルから乗るのは初めてかもしれない。
チェックインカウンターに向かう。帰りは、JALのビジネスだ。
搭乗券を発行してもらい。それに加えて、ラウンジのインビテーションをもらう。桃園空港にはJALサクララウンジは無くなっており、龍騰貴賓室の共同利用となっている。
手荷物検査を終えて、イミグレへと向かう。T2はT1と違ってずいぶん空いている。高雄空港程度で、常客証も必要無いくらいだ。高雄空港といえば、今年7月より、外国人e-gateが設置(試験運用)されており、出境だけは、日本の自動化ゲートと同様に、入境の際に登録した指紋で、係員無しで出国可能となっているが、桃園のT2ではまだその導入は無かった。
イミグレを抜けて、ラウンジを目指す。ラウンジは左側だ。少し距離はある。
ラウンジの入り口はこんな感じだ。
カウンターでインビテーションを渡し、中へ入る。先客は誰もいない。貸し切り状態だ。ラウンジ内は横に長い。
クラシカルな雰囲気で、あまり豪華さは無いかな。
お酒は、生ビールサーバーとウィスキーなどがある。
食べ物は、点心とおにぎりとお味噌汁などあるようだ。
おいらは、点心とビールをいただくことにした。
しばらくすると、会社員(の偉いさん)と思われる方が数名、スタッフに案内されては個室へ入っていった。お仕事ご苦労様です。
そのあとも何人か入ってくる。客が増えてきた。食事もいまいちなので、別のラウンジへ梯子をしよう。龍騰貴賓室を後にする。
やはり、帰りもキャセイにすればよかった。キャセイの桃園のラウンジは、食事もうまいらしい。帰りをJALにしたのは、出発時刻が早く、早めに帰国する必要があったからだ。
桃園のT2には、プライオリティパスで入れるラウンジは3か所ある。龍騰貴賓室があるフロアの一つ上のフロアだ。天井が吹き抜けている。
まずは、THE MOREから。
食事は、ヌードルバーがある。2種類あるみたいだ。コックさんは今席を外しているみたいだ。そんな気分じゃないのでまあいいか。
座席は、ニューヨークとか、都市の名前で小さな部屋で区切られている。ゆったりとした革のカウチで青島ビールをいただく。
ラウンジはあと2か所あるので、あまりゆっくりしていられない。さあ次だ。
次はPlaza Premium Lounge(Zone A1)だ。Plaza Premium Loungeは、このフロアに2か所ある。こちらは、吹き抜けで開放的でカジュアルな感じだ。
ここの食事はいい感じだ。ホットミールも充実していて、麺などの注文も6種類くらいから選べる。
ワインもあったが、もうビールをたくさん飲んでいたので、我慢した。
さあ、最後の梯子ラウンジ。次は、Plaza Premium Lounge(Zone A)だ。こちらのほうが落ち着いた感じのラウンジだろう。
室内はこんな感じだ。
受付時に係りの人が何か言ってきた。食事はセットメニューとなる。食べ放題は、あっちのほうだと言っているようだ。さっきそこで食べてきたよ。とは言えなかったが、食事は要らないんだ。と言っておいた。
ちなみに、この食事のチケットで食事を提供してもらえるみたいだ。今度おなかが空いているときにでも行ってみよう。
さあ、もうすぐ搭乗の時間だ。ゲートへ急ぐ。ラウンジで長居をしていたせいで、優先搭乗の時間は過ぎていて、一般の乗客も乗り込んでいる。
ごくごく普通のビジネスシートに腰を下ろした。残念ながら、行きと違って隣は空席ではなかった。
行きのキャセイと違って、名前で呼ばれることはなく、ウェルカムドリンクもなかった。やっぱり帰りもキャセイにすればよかったな。
離陸し、しばし窓の外を眺めてみる。やはり、飛行機の翼は美しい。
そうしているうちに機内食の時間だ。
飲み物は赤ワインをいただく。やはり、キャセイのほうがおいしいかな。(JALさんごめんなさい)
ごちそうさまでした。食事がすんだら、関空に着くまで、ゆっくりしておこう。
こうして、今回の台湾の旅の幕が下ろされたのだった。
今日は、ここでおしまい。
今回のまとめ
- 台北から桃園空港行の國光客運のバス乗り場が、台北駅東三門に変更になっているよ。
- 桃園空港T2のプライオリティパスのラウンジは3か所あるよ。がっつり食いたいなら、Plaza Premium Lounge(Zone A1)で、ゆったりしたいなら、Plaza Premium Lounge(Zone A)で
- ビジネスでJALとキャセイどちらか選べといったら、キャセイのほうがいいかもしれない。
次回は、その前にいった台湾・阿里山森林鉄路の話です。お楽しみに。(おいおい、10月2回も台湾行っているよ。)