流離のふらり一人旅

ゆる~く旅行記や、お得なことをつらつらと・・・

台湾(羅東・宜蘭)へふらり(その3:礁渓温泉でいい湯だな)

おはよう、羅東での朝。目覚めはいい。さあ、活動開始だ!。今日は、宜蘭へ移動。眠い目をこすり、移動の準備をする。貧乏なおいらは、荷物は少ない。わずかな荷物をバックパックに詰め込み、さあ出発だ。民泊といえども、快適たっだ。ありがとう。

扉を開け、入り口のシャッターを開ける。ホテルではない風景。これも経験だ。

1階のお店の前を通り過ぎるとき、わずかに手をあげる。ありがとう。気持ちを込めて。するとお菓子屋の尾根遺産が入り口まで出てきて、手を振ってくれる。一期一会。たぶんここにはもう来ることはないだろう。でも、台湾の田舎の光景は、ほっこりする。大好きだ。駅へ向け歩き出す。f:id:sasuraiyo:20161125221106j:plain

駅へ到着。のどかな駅だね。

それはともかく、腹減った。朝飯でも食おう。あたりを見渡す。っといっても何もない。しばらくあたりを見渡し、うろつく。なんか人がいるぞ。朝飯ありそうだな。

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人が集まるところ美味い飯あり。覗いてみる。ほう、うまそうだ。

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こんな感じの料理がならぶ。葱餅みたいなもんかな。おいらは皿を取って、二つほど選んで、おばちゃんにとりあえず100NTDを渡す。席について食べようとするとおばちゃんがおつりを渡してくれる。あまりしっかりとおつりは確認しなかったが、80といくつかおつりがある。めちゃ安い。たぶん日本円で50円以下だ。

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一口だべてみる。シンプルで美味い。一つは中にキャベツのあん。もう一つはネギのようだ。ごちそうさん。おいらは駅へ歩き出す。

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券売機で、切符を買おう。羅東へ行く前に、蘇澳に行ってみることにする。蘇澳は冷泉で有名なところみたいた。羅東から蘇澳までは、區間車(普通列車)で20NTD、20分ほどだ。

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ホームで列車を待つ。電光掲示を見てみると、なんか前の列車が44分遅れているようだ。8時4分の列車に乗るつもりだったから、別にいいんだけど。逆に、少し早く列車に乗れるな。

ちなみに台鉄での時刻、所要時間検索は、臺灣鐵路管理局-火車時刻查詢系統のサイトが便利だ。

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台湾の普通列車(車區間)はこんな感じだ。ホームの反対の逆回りの列車が到着した。台湾の鉄道は結構好きだ。時間があったら、台鉄で台湾1周してみたい。

そうこうしているういちに列車が来たので、乗り込む。車内はガラガラですいている。

シートに腰をかけて、ぼんやりしていると、前に座っているおばちゃんが、荷物から何か取り出した。タッパーみたいなものを開けて、何か食べだした。お弁当なのか、おかずのようなものと、果物をカットしたもののようだ。台湾のローカル列車では、よくある風景だ。

さっきの朝飯は、葱餅2つだけだったので、少し小腹がすいている。おいらも何か買って乗ればよかったな。

そうしているうちに、蘇澳に到着。終点だ。蘇澳は蘇澳新駅から一駅伸びている盲腸線だ。

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ここも寂しい駅前だ。それに加えて、今日は雨が降っている。駅の案内板を見て、蘇澳冷泉公園に行ってみることにする。駅から5分ほどで近い。

大き目な粒の雨の中、折りたたみ傘で肩を狭めながら、靴も濡れかかったところで、到着した。 

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誰もいない。それに閉まっている。そりゃそうだ、今は8時半。まー、開いていたとしても、ここは屋外の施設だから、この雨の中入る気もしない。雨のせいか、いつも温かい台湾も少し肌寒い。

しかたがない。駅へ戻るか。戻る途中、名物の冷泉サイダーもあったが、肌寒いし、遠慮しておいた。

ここにいてもすることが無いし、肌寒いし、次は、礁渓温泉で温泉でも入るか。

急いで、8時57分の列車に乗ったほうがいいな。次は10時25分まで来ない。

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再びガラガラの列車に乗って、礁渓へ向かう。蘇澳から礁渓へは、45NTD、40分ほどだ。

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することもないので、うとうとしているとようやく礁渓だ。台鉄では、車内で電光掲示があり、漢字(繁体字)で表示されるから分かりやすい。

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さあ、温泉に入ろう。おいらは、水着無しで入れる大衆浴場の湯圍風呂向かうことにする。ちなみに台湾の温泉は、水着で入るのがメジャーだ。

駅からは、湯圍風呂までは15分くらいだ。豪華そうな温泉宿を横目に、緩やかな坂を上っていく。

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いい運動になったくらいで、ようやく到着だ。

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よし、ひとっ風呂だ。中に進んでいくと、おっ何かあるぞ。

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ドクターフィッシュか。それより、温泉、温泉!

大人は80NTD。ちなみに台湾では、大人は全票、子供は半票と書かれている。バスなどの交通でもそうだ。

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チケット売り場の反対側の男湯へ向かう。ちなみにチケット売り場の奥が女湯だ。

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更衣室には、コインロッカーがある。旅行者には便利だ。貴重品をロッカーに入れ、湯船へと向かう。ちなみにロッカーは20NTDで、チケットを買うときに100NTD札で払えば、おつりの10NTD2枚で使えるのでキリがいい。

かけ湯で体を流し、まずはシャワーで体を洗い、早速湯舟へ、ヒノキなのか木製の大きな湯舟が一つある。

ふー、いい湯だ。あったまる。41度くらいか、いい温度だ。肩までつかり、さらりとした湯を体にしみこませ、目を閉じで、温泉を味わう。

ん!聞きなれた音楽がスピーカーから流れている。日本の演歌だ!。しばらく聞いていたが、ずっと日本の演歌だけ流れていた。

しかし、温泉につかりながら、演歌はよく合う。極楽極楽。思わず吉幾三の”おじさんサンバ”にのってしまった。

大きな湯舟の外に、小さな湯舟がある。囲いの上部少しだけ空が見えるようになっており、少し露天風呂の雰囲気だ。

そちらに移ろうと、まずは手を入れてみる。「冷たい!」、水風呂だった。入っていおっちゃんに笑顔でうなずかれた。

しばらく温泉を堪能し、着替えを終えて、温泉を後にした。

 

いい湯だった。もう時間は昼前だ。腹減った。何か腹に入れよう。

駅へ向かう道で、結構人が入っている定食屋があった。ここにするか。客が多い店は間違いない。

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おかずが並べられていて、好きなものを好きなだけ皿にとる、よくある定食屋だ。

おいらは、魚の煮つけと豚の角煮などいくつか取って、親父に見せ、お金を払う。

「ライス、フィッシュボールスープ」と言いてみたが、案の定、英語は通じない。すると親父は、お店の尾根遺産を手招きする。親父の娘さんなのか、若者は少しは英語はわかるのか、メニューを持ってきて、”魚丸湯”を指さす。そうだ。うなずくとちょっと待っとけと言っているようだ。

おかずの皿と、ごはんをもって席につく。しばらくするとスープを持ってきてくれた。

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これで、ちょうど100NTDだ。台湾のおふくろの味という感じか?台湾で本当の家庭料理など食ったことはないが。安定の味で美味しかった。ごちそうさん

喰った、食った。おなか一杯。お腹をさすりながら、再び駅へ向かう。

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礁渓から今夜の宿、宜蘭へ目指そう。またもやローカル線に乗り込む。宜蘭までは10分もかからない。15NTDだ。

あっという間に宜蘭へ到着。

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これまたポップな駅ざんす。駅前にはさらにポップなスペースが。

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ここは、宜蘭火車站幾米廣場というところか?

車道に目をやると、花でデコレーションされている車が通りかかる。何だろう。1台だけなので、パレードではなさそうだ。花屋の車なんかな?。まあいいや。

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しばらく歩いていくと、こんな建物もある。通りの反対側だったので行かなかったが、観光スポットなんかな。

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駅前のスペースでは、若手のアーティスト?みたいな人が、手作りのクラフトや、アートを広げ、マーケットみたいになっている。宜蘭って芸術の街なんかな。

宿へ向かいたいのだが、まだチェックインまで時間があるので、明日の帰りの確認をしにバスターミナル行ってみる。駅からは10分ほどかかる。

宜蘭火車站幾米廣場の通りを左へしばらくあるき、左へ曲がって、線路を越える。右手に大きな病院を過ぎると宜蘭転運站に到着する。

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ここからは、首都客運葛瑪蘭客運國光客運が運行している。

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國光客運は、南港展覧館駅で乗り換えれば、バスのみで便利なようだ。それに乗り継ぎ割引で、180NTDとお得だ。明日は空港までこれで帰るか。

ちょっと早いが、今日の宿に向かおうとするか。雨はやまない。それに疲れてきたので、駅までバスで戻ろう。通り沿いのバス停で待っているとバスが来た。

台湾交通ICカード悠遊卡(Easy Card)を運転席横のICリーダーにかざす。悠遊卡は、台北を中心に利用されており、台湾のバスでは、ほとんどのバスでは使えるはずだ。その他高雄を中心とした一卡通(iPass)も有名で、この2枚を持っていれば、台湾全国網羅できるはずだ。

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宜蘭駅前でバスを降り、まだ時間が早いが宿へ向かってみる。時間はまだ2時過ぎだ。チェックインは3時だけど、早めに入れてくれるところもあるしな。

今夜の宿は、ホテルズドットコムで予約したビン チェン ホテル (賓成精品商旅)だ。駅から5分ほどで到着する。時計を見ると2時半よりずいぶん前だ、でもこの雨だし、入ってみるか。他に時間つぶすこと無いし。

宿は、古びたビジネスホテルといった感じだ。カウンターにはちょっとお年をめした尾根遺産が立っている。パスポートを渡して、チェックインしてもらおうとしようとしたら、時計を指さした。チェックインは3時からだと言っているようだ。そして、そこのソファーに座って待ってろと、指さした。不愛想なのね。まぁ仕方がないか。そう思ってソファーに腰かける。視線をあげると、別のソファーにおっちゃんとまた別のソファーに若いお姉ちゃんが座っている。宿泊客ではなさそうだが、そんなことはどうでもいい。

あと30分以上待つのかなと思っていると、ホテルの尾根遺産(ちょっと年配)が、呼んできた。今度は少し笑顔で、ちょっと早いけど、もうええで。と鍵を渡してくれた。なんや優しいやん!

少し疲れたから、部屋で休もう。しばし、ベットで仮眠をとった。

 

18時過ぎに、目を覚ました。もうそんな時間か。晩飯でも喰い行くか。支度をして、ホテルを出る。まだ雨は止んでいない。

宜蘭東門観光夜市へ歩いて向かう。10分ほどで到着。

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さあ、何を食おうか。列ができている屋台がある。串2本で10NTDって安いな。これだけ並んでいるんだから、味もいいのだろう。

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ここは様子を見て、先へ進む。この夜市は、道路の高架下にあり、ちょっと珍しい。今日みたいに雨の日は便利だな。

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夜市で晩飯を探すも、残念ながら心ときめくものは無かった。仕方がないので、向かう途中見つけておいた鍋屋に戻ってみた。

ローカルな感じで良さそうだ。

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さあ何にしようか。壁のメニューを眺める。鍋は4種あり、すべて100NTDだ。臭臭鍋はちょっとパス。おいらは、臭豆腐の匂いは未だに苦手だ。おいらは、台湾で好きな食材は鴨だ。鴨寶鍋にしてみるか。入り口の注文用紙をとり、鴨寶鍋をチェックして、親父に渡そうとした。いや、まてよ。鴨寶鍋って鴨肉鍋なんか?100NTDって安いぞ。台湾では、鴨の血を固めた豆腐みたいなのが、結構好まれている。おいらも一度食べたことあるが、その食感がいまいちだったことが頭によぎった。やっぱやめや。

ここは無難に海鮮豆腐鍋をチョイスし、親父に渡す。

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席について待っていると、鍋置きと油皿を置き、液体を油皿に注ぎ、火をつけてくれた。そのあと、お兄ちゃんが小走りにぐつぐつ煮立った鍋を運んでくれた。

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ほう、卵ものっているのか。少し辛いつけダレを、セルフで小皿にとり、食べてみる。うん、安定のうまさ。エビは小さいが、この値段なら大満足。

最後のほうは少し汗ばみながら、完食した。ごちそうさん

 この後、夜市へ戻り、屋台で鶏脚(ジージャオ)を購入し、宿へ戻った。これで風呂上りにビールを飲もう。

 

今日は、これでおしまい。

 

今回のまとめ

 

  • 礁渓温泉の湯圍風呂は必須スポット。温泉で旅の疲れを取ろう。
  • 宜蘭転運站は駅からちょっと距離があるので、バスで台北に戻るときは要注意。
  • 國光客運なら、宜蘭から桃園空港まで180NTDとお得に行ける。
  • 宜蘭東門観光夜市は高架下にあるので、雨の日に便利

 

次回は、JALビジネスで日本に戻ります。お楽しみに。